令和3年に障害者差別解消法が改正され、本年令和6年4月1日から企業及び事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。合理的配慮の義務化に伴い、ジットグループでは継続した障がい者雇用と相互に働きやすい環境整備のため、南アルプス市自立支援協議会の権利擁護部会と連携し、この度ジットグループ全体を対象とした研修会を実施しました。
企業と南アルプス市の自立支援協議会が合同で研修を実施するのは初めての取り組みでしたが権利擁護部会の方々に協力していただき実施することができました。当日はジットグループから「工場」「セレモニー」「保育園」「児童発達支援」「人事総務」「たいよう」また今回は障がい当事者の方にも参加してもらい、各事業から計16人の従業員に参加をしてもらいました。
現在たいようでは105名、ジットグループ全体では115名の障がい者雇用をしていますが、働く環境と、一緒に働く従業員の学びがなければ雇用の継続は困難になります。今回の研修で合理的配慮はどんなものがあるか、虐待防止に取り組むためにどんなことが該当するのかなど、部会員の方々に講義をしてもらいながら理解を深めることができました。普段の関わりの中で自然と配慮できている面も見られましたが、反対に普段の何気ない対応が相手にとってはマイナスのなる面もあるのではないかと、自分自身の行動、言動を見直す機会にもなりました。
これからたいようの社屋完成に伴う新事業を通して更に働く環境を広げていきます。職員、メンバー関係なく、お互いに会話を通して一緒に働くことのできる環境整備に取り組んでいきます。
今回の開催にあたり協力していただいた、南アルプス市自立支援協議会権利擁護部会の皆様には本当に感謝いたします。貴重な機会をありがとうございました。